インターセクショナリティということばを耳にすることもあるのではないでしょうか。
私たちの社会にはジェンダーをはじめ、人種、国籍、民族、階級、障害の有無など、カテゴリーとして認知されている多様な差異があります。
インターセクショナリティとは、そうした差異が複雑に交差して構造的な抑圧を生み出していることを批判的に議論し、変革するための概念です。
これはブラック・フェミニズムの理論でもあります。
インターセクショナリティが、抑圧や不平等の複雑さを理解し、説明する、さらには闘っていくことを可能にする枠組みであること、私たちの社会を考えていくうえでも重要となることを解説します。